カラフルオーガニック

カラフルオーガニック代表のブログ

オーガニックグリル鵠沼海岸

そういえば、Facebookの中で、【オーガニックカフェ&レストランめぐりの会】というものを運営していたほど、良質で美味しいお料理を出してくださるお店発掘、お店巡りが趣味なのであります。もうかれこれ8年くらい、オーガニック系のお店、ここ最近では美味しい和食のお店発掘をしております。お店レポをFacebookで投稿してもよいのですが、ブログの方がきちんと記事が残っていくので、今後はこちらにもレポしていこうと思います。皆様のお店探しの、そして微力ではありますが、素敵なレストランのお役に立てればと思います。

 

先日伺ったのは、鵠沼海岸オーガニックグリル鵠沼海岸 さん。長いことオーガニック系のお店を巡っていると、「オーガニック」とは言っても、お野菜の一部だけが有機栽培で、お肉や魚やお米は普通のもの、調味料も添加物も普通に使っている、みたいなかなり「ライトなオーガニック」や、もっと言うと、「オーガニックだなんて言っていいのか?」と疑問に思うようなところも、正直あるわけです。これは、カラフルオーガニックとして身を置いている、化粧品業界でも同じ状況なのですけれどね。

 

しかしオーガニックグリル鵠沼海岸 さんは違いました。予約の電話の時から、当日予約だったにも関わらず、とても気持ちのよい対応をしてくださっていました。鵠沼海岸駅から、オシャレな住宅街の中を歩きながら、ようやくお店の前に着き、その素敵な店構えに感動。

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広いお庭、そしてテラス席もあります。

 

けっこうお客さんがいらしたので店内の撮影はしなかったのですが、席と席の距離は余裕があって広々、天井も高く、非常にゆったりとした空間でした。お客様は、地元の奥様方のようでした。やはり美味しいお店は、地元の方からも愛されているのですね。

 

初回なので、定番のワンプレートランチをオーダーしました。私はチキン、娘はハンバーグをチョイス。主食は自然栽培玄米をチョイス。(ワンプレートランチ、お肉チョイスによって1,950円~2,400円、スープ、珈琲or紅茶付)

 

お店のHPには、

生命力あふれる季節の旬の食材を使用しております。
藤沢をはじめ全国から、無農薬、有機栽培を基本とした子供でも安心して食べられる野菜を使用。(野菜本来の味を楽しんで頂けます。)
身体にストレスをかけずに、スッとなじむ、そんな料理を心がけております。

 

こんな風に書かれていましたが、まさにその通りでした。お野菜ひとつひとつがとても丁寧に選ばれ、美味しくエネルギッシュで、何種類かのソースも、カラフルでそして美味、お野菜とのハーモニーが素晴らしく、そしてメインのお肉も、美味しくしっかりとボリュームはあるのに、決して胃もたれしない、まさに身体に優しい最高のお料理でした。最初に出てきた人参と玉ねぎのポタージュは、軽いけれど旨みたっぷりで、おかわりしたいほどの絶品スープでした。

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食べ終わったお皿もカラフル。

 

娘が選んだハンバーグに使用している牛肉は、なんとグラスフェッド(牧草を食べている)の牛さんのお肉です。チキンもハンガリー産オーガニック。お肉の品質にもこだわっているところは、そう多くないので本当に嬉しいです。

 

さらに、そういった良質な食材のセオリーだけではなく、美味しさ、楽しさ、エネルギーみたいなものにもこだわられていることが、このプレートから伝わってきて、食べながら身体が喜んでいるのが分かりました。食べながら、なぜかお腹もふわふわっと柔らかくなって、本当に胃腸がラクで、それでいて五感がすべて満足する感じ。木下シェフのお料理、ホントに大ファンになりました。

 

今月末の自分の誕生日は、こちらでもう一度美味しいお料理をいただきたいなぁ~

 

オーガニックグリル鵠沼海岸

 

【お月様サンプル(数量限定)】発売のお知らせ

本日より【お月様サンプル(数量限定)】発売スタートしています。

口紅パステルのミニミニサイズサンプル700円(税込)です。

一度試してみたかった!という方、この機会にどうぞお求めくださいね。

※特殊な容器につき、なくなり次第終了となります。予めご了承くださいませ。

 

ちっちゃくて美味しそうなチョコレートのよう♪

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colorfulorganic.stores.jp

 

 

ヘアワックス兼【優秀なハンドクリーム】

季節柄の乾燥や、手指の消毒によって、手荒れの方が非常に多い今年です。そんな方の手肌の保護や、保湿にオススメなのが、こちらのバームです。

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【櫨蝋(はぜろう)】という、
日本古来の植物の実から採れる蝋を使ったワックスです。

櫨蝋は、昔から舞妓さんの化粧下地に使われているという、お墨付きの原料。
保湿力が高いことはもちろん、ミツロウに比べて、お肌にしっかりと密着し、手肌を保護してくれます。


ワセリンを使っている方には特に、代替としてオススメです。ワセリンは石油由来成分ですので、それを肌に塗ることはメリットデメリットを考慮する必要があります。

 

櫨蝋(はぜろう)は、粘性や密着感が高いことから、カラフルオーガニックでは【ヘアワックス】として販売しておりますが、これがとっても優秀な手指保護クリームなのです。ヘアセットと兼用でお使いいただけます。


○ 全成分  ホホバオイル・櫨蝋・シアバター・ラベンダー精油

 

お肌の荒れが酷く、傷や炎症がある、という方には、細胞の修復作用が期待できる成分を配合した、生命の樹と真珠と椿のオイル がオススメです。毎冬の手荒れやパックリ割れが改善しました!というご報告を何件がいただいております。

 

手の乾燥や手荒れでお悩みの方は、info@colorfulorganic.jp まで、遠慮なくご連絡くださいませ。

 

 

やる気はフィジカル問題?そして私と娘のお肌。

養生中の食生活【カラフル和食】からの続きです。

 

いよいよ、お肌のことも含めて「幾度かの嬉しい変化」について。

 

嬉しい変化。当初お悩みとして切実だったもの、自覚していたもの含め、自覚していなかったり特に目指していなかったことも含みますと、本当に多岐にに渡ります。まず開始1週間で20年来の便秘解消で人生で体験したことのない【どっさり現象】。これはまさに「はずみ」になりましたね。それにより万年のお腹の重さや腹痛が解消し、また少し経って胃の不調も劇的に改善されて、疲れにくくなって、動けるようになり、気力体力が充実している。仕事も家事がはかどる。料理もたくさん作れる。という状況になりました。本当に嬉しかったです。そしてこの頃、娘に、学校給食の代わりにお弁当を持たせることを決め、お気に入りのお弁当箱を買い(笑)それもムリなく進めることができました。

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FBでお弁当の写真などを公開した時、たくさんお褒めのコメントをいただき、嬉しかったのですが、ひとつご紹介したいブログ記事があります。師匠のブログの中に、

「お食事が大切とわかってるのに料理する気力がない」のはメンタルが原因じゃないよ

という記事がありまして、この記事、ぜひお読みいただきたいと思うのです。【やる気】とは、メンタルなものではなく、案外【フィジカルなもの】である。これは非常に納得しました。悩んだり、苦しんだりしておられる方も多いのではないかと思います。いわゆる【身体から整える】ことの大切さ。お悩みの方は、ぜひお試しください。娘の中学受験に際しても、私はこの考え方を基本軸として対処するようにしまして、今のところ、集中力、モチベーションともにしっかり保ち、心身ともにとても健やかに過ごせていると感じています。

 

さてさて、次に「特に目指してなかったけど嬉しい変化」について書きたいと思います。このような中、履いていたスカートなどが次第にゆるくなりブカブカになって、6ヶ月間で-3.5キロ。そしてこの数値以上に、見た目が変わりました。むくみが取れたことが大きいのでしょう。フェイスラインのスッキリ感(当社比)、首や肩まわりのスッキリ感(当社比)は、人に会う度に「痩せた?」と聞かれるほど表われているようです。娘も-1.5キロ、同じく顔や首、肩回りのむくみが取れてスッキリとして、バレエのレオタードがゆるくなったと喜んでいました。減量は目指していたわけではなかったのですが、むくみが取れると、こんなにスッキリするのか!そして、私、むくんでいたのか!そして、マッサージとかではなく、食を改善するだけで、むくみがここまで取れるのか!と、何重にも驚きました。

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顔もお腹も「パンパン」から、老廃物分が排出されて、シュッとしました(当社比)。

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お友達あややんと横浜にて。体質改善中は、お友達とのお食事も、和食のお店にしてもらっていました😊快諾してくれてありがとう😊あ、アルコールは弱いのであまり飲みませんが、体質改善中はお茶で乾杯。

 

そしてお肌。仕事柄、お肌についてはそこそこ満足していたのですが、次第に、何も塗らない状態でも、ツヤが増してきて、明らかに肌つやがよくなってきております。こちらはノーファンデーションで、眉、チーク、アイカラーのみ、加工なしの写真です。変なポーズですみませんが、頬のツヤ、お分かりいただけますでしょうか?こういうツヤが、スッピン状態でいつも出ているんです。

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40代のお肌でも、こんな風なツヤが出るんです。これはビックリでした。疲れていた内臓の働きを活性化させ、血液が綺麗になって、そしてその血液がたっぷりしっかり巡っていると、この年齢でも、お肌はどんどん綺麗になっていけるのだと確信しました。これは本当に嬉しい!あと、おでこや頬、フェイスラインにあった小さなプツプツも、気がついたら消えていて、手触りが超絶なめらかに。そしてさらに、うまく写真が残せていないのですが、なんと、顔のシミも、薄くなってきておるんです!!!これはまたうまく写真が撮れたら載せますね。

 

こうなってくると、メイクもより楽しくなりますし、お洋服選びやオシャレも楽しくなって、人生の楽しみが倍増だな!と思うわけであります。

 

そして娘の方。このブログでも何度か書いていますが、娘のアトピーは0歳から。自分なりに調べて勉強をして、食事や生活用品に気をつけてきて、かなりよい状態の時もありましたが、12歳になっても完治せず。春の自粛期間中に特に悪化してきていました。まず、考えられる原因、そしてそれに対して有効な対策を提案してもらい実践しました。娘は、基本的に私と同じか、痒みを誘発するものについては私より厳しめの食事で、体質改善を進めました。給食もやめて、8月からお弁当持参にしています。

 

12歳まで引っぱっていますので、2,3ヶ月やそこらで治るわけではないと分かってはいますが、なかなか変化が表われず辛い時期もありました。でも秋に入ったあたりから光が見えてきて、その後も何度か波がありつつも、確実によい方向に向かっています。何かを食べない、控えるとしても、そのことによって、体内でどのような変化が起きているか、それがどのように改善に結びつくか、ということを、しっかり聞かせてもらうことで、まだ表面には表われてはいないけれど、確実に内側から変わっていく身体をイメージすることができて、このことがとても心強く、継続することができました。あと、自力で難しかったことは、やはり弱っている内臓のケアです。今回ここにリーチできたことも、根本解決につながる大きな要因かな、と思っています。

 

足首は大変わかりやすく治りました。9月の写真、火山の噴火口みたい笑

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一番の難所、膝裏は手強く苦戦していました。腫れと痛みが酷いときは、歩くのが辛くて泣いている日もあったほどです。写真では分かりにくいのですが、赤み、腫れが引いて、枯れた感じになってきました。こうなるまでに5ヶ月💦これで体感がずいぶんとラクになるのです。そしてここからさらに、現在は固くなった皮膚が剥がれ落ちてくる段階になってきています。

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左上の写真は、2020年の春の自粛中に悪化してしまった頃。樹液からのかぶれがきっかけとなって、顔にもかなり症状が出てしまいました。それから体質改善を5ヶ月。12月には、身体に優しいレシピで作ってくださっった井土ヶ谷kukuruさんのケーキを、半年ぶりに美味しくいただきました。年末のピアノのおさらい会では、ピンクのドレスを着て、ツルツルの腕を出して、素敵なモーツァルトを披露してくれました。

 

つづく。

養生中の食生活【カラフル和食】

頭で食べている からの続きになります。

 

アトピーの話とお肌の話の前に、実際の食事について書いておきたいと思います。

 

食事は、ご飯、漬け物、お味噌汁、青菜、和のおかず1,2品をベースに3食を食べ、1週間21食のうち、外食は1回程度。美味しい天ぷら屋さんやオーガニック系のお店開拓が、もともと趣味だったけれど、さらに楽しくなりました。たまの天ぷらはありましたが、それ以外は小麦はゼロ。うどん、パスタ、ピザ、パンなどは半年間、完全にお休みしました。お肉やお魚は、良質なものを選んで、たっぷりのお野菜や薬味と一緒に、美味しくいただいていました。

 

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楽しくやるために、カラフルなお盆や小皿を買いました笑

おやつは、干し芋、レーズン、昆布、たまに煮リンゴ。砂糖を使用したお菓子(てんさい糖使用などの自然派お菓子もすべて)は完全にやめてみました。乳製品も完全にお休み。飲み物は基本は三年番茶。ジュース類は、人参ジュース以外は全部お休みして、紅茶や、ハーブティは、月2,3回くらい、たまにいただいていました。美味しい三年番茶が、これほど美味しいものだとは知りませんでした。この半年間、今まであまり使ったことのない食品、食材、調味料との出会いがたくさんあって、黒酢、お醤油、たんぽぽ珈琲など、本当に美味しいメーカーのものを教えていただき、本当に美味しいものはこんなにも美味しいんだ!と何度も感動がありました。知らないってなんて残念!そんなことも思いました笑 その感動があったおかげで、今まで大好きで何十年もずっと食べ続けていたチョコレートを食べないでいることも、まったくといっていいほど、苦になりませんでした。【やめた美味しいもの<新しく知った美味しいもの】という感じでしょうか笑

 

とはいえ、最初からこういう食生活を覚悟して半年間のコンサルを申し込んだわけではありませんでした。もちろんある程度の制約は受け入れてがんばろう、という気持ちは持っていましたが、私の身体の状況に適した食べ方は、コンサルが始まってからより詳細に分かってくるし、そのような食べ方をする理由や、そのことによって見られる効果や改善すること、などを話していくうちに、自然と気持ちが固まるというか、無理なく受け入れられる流れで、このような形になりました。このあたりは師匠の手腕なのだと思います。実は最初の1ヶ月は、お菓子として2,3日に1回、【おはぎ】を食べていましたが、2ヶ月目からそれもなしでいけるようになりました。
 

「続けるのがつらい」という風になってしまったら、やはりしんどいと思うのですが、美味しいものに対する感動のほかにも、初期、中期、後期と幾度かの嬉しい身体の変化や改善があったこともあって、一度も「辛い」と感じることはありませんでした。それに、私が「褒めて伸びるタイプ」だと知ってか知らずか、師匠がたくさん褒めて伸ばしてくれまして、いい気持ちで続けることができていたんです。
 
それに、前の記事にも書きましたが、こういう食べ方をしているうちに、味覚がどんどん繊細になってきて、たまに試しに飲んでみるリンゴジュースでさえ、「甘っ!」と感じるようになり、次第に、以前欲していたような甘さを欲しなくなってきた、というのもかなり大きいと思っています。

 

そんな中でも、月1回ほどのお楽しみとしているものがあるのでご紹介しておきます。

About | Premarché Gelateria プレマルシェ・ジェラテリア

★自然食屋が、そのノウハウの全てを注ぎ込んだ京都のジェラート
★イタリアジェラート協会 国際コンテスト3年連続複数部門受賞
★正統イタリアン・ジェラートでありながら、和素材を生かしている
★合成乳化剤・合成安定剤、合成食品添加物は一切不使用
★日本最大級のヴィーガン、ノンミルクジェラートの品揃え

京都と中目黒に店舗、通販もありますので、ぜひ一度ご賞味ください。回し者ではありません。本当に美味しくて感動したので!

 

ちなみに、前の記事にも書いている通り、ここに書いた食事内容は、私の身体の状況に合わせたものになっていますので、師匠のコンサルは誰でも皆この食事内容、というわけではありませんし、またこの食べ方をして、皆さんが私と同じ変化を得られるわけではないこと、ご承知おきくださいませ。

 

すみません、アトピーと肌の話に辿り着きませんでしたが、いよいよ、お肌も含めて、次回、「幾度かの嬉しい身体の変化」について、書いていきたいと思います。

 

 

やる気はフィジカル問題?そして私と娘のお肌

につづく。

頭で食べている

由紀さん、小豆玄米はいったん卒業です

からの続きになります。

師匠から言われていたにも関わらず、小豆玄米卒業のサインを完全スルーしていた私でした笑

「小豆そんなにいらないかな~」みたいな、ほしい・ほしくないの感覚みたいなものを、拾い上げることに慣れていなかったんですね。「実は最近は小豆をよけてたんですよ」という話を師匠にしたら、「それです。それが身体の声なんですよ、由紀さん。由紀さんの中で、小豆が満ちたんです。」と言われました。

 

食のことを学びかじってきた私は、俗に言う「頭で食べている」ようなところもあって、小豆玄米が美味しくないはずはない、みたいに考えているところがあったんですね。要らなくなってもスルーしてしまうほどに。満ちてくれば要らなくなる。きわめて自然なことですよね。

 

身体の何らかの偏りを、真ん中に戻していくために取り入れているような食のお手当(小豆玄米もそうです)は、極端を、逆の極端によって真ん中に戻す方法なので、一定期間続けて、偏りが減ってきたら、一度やめて様子を見る必要があるんですね。そうでなければ、今度は逆の極端に偏っていってしまう。【中庸】の考え方ですね。

 これが最初の「身体の声をきく」という体験でした。

 

同じように、食事療法の中では、動物性をどうするか、乳製品をどうするか、というテーマもあると思います。これも「人による」「身体の状態による」ということに尽きると思います。その個性を考慮せず、一律に「動物性を摂らない」というようなことを続けて、弊害が出てしまっている話は、よく聞く話です。

本来は「身体の声をきく」ことができていれば、そのようなことは起きないのかもしれませんが、如何せん、現代人は私を含め、「頭で」食べてしまったり、メソッドに頼りすぎてしまうことが多く、「身体の声をきく」ことに慣れていませんので、最初は練習が必要になるんですね。

 

師匠のフードケアの最終目標は、そのようにして自分の身体の声を聞きながら、最終的には自由に選べるようになることです。

不調や不具合の調整期間は、もちろん制限もあります。今まで食べ過ぎてきたものや、今の不調を作っている原因となっているものを一定期間、抜く必要はあります。でもそれすらも、自分の身体の個性と向き合っているということなんだ、ということ。同じものを食べても、何ら影響のない人とある人がいますし、影響が出る時期やタイミングだって人によって違うわけです。何十年も溜め込む人もいれば、溜め込む場所も違うし、すぐに症状として出してしまう人もいます。これも今回私が学んだことのひとつです。そして不具合が解消して、その調整期間が終われば、自分の身体の個性を踏まえながら、自由に選んでいけばいいのです。

「自由に」というのもまた面白くてですね。

自分自身が「自由に」選んでいる、と思い込んでいたけれど、現代社会に溢れる情報や視覚情報によって食べたいと思い込んでいただけで、実際のところはそうでもなかった、というようなこともあって。調整期間が終わったら食べよう!と楽しみにしていたけれど、もういらなくなってしまったものとかもあるんですよね。食べてみたけれど、失望したものもあります。これは味覚が変わったことも大きいですね。

 

味覚は本当に変わりました。

味覚が繊細になって、今まで感知することができなかった味や風味まで感知できるようになって、食が本当に豊かになりました。世界が広がりました。これは本当に幸せで。今までこれを知らずに生きていたこと、もったいなかったね~!と同じく今回食事療法に取り組んだ娘と話しているほどです。美味しいお野菜のお味、美味しい昆布のお出汁、美味しいかつおの出汁、美味しいお醤油、美味しいお塩、そういうものに感動するセンサーが生まれました。もちろん、今までも、「アミノ酸等」などの表示のない、本物の調味料を選んではいましたけれど、その中でも、もっと色々な味わいが感じられるようになりました。

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伝統製法で丁寧に作られたお醤油やみりんを何種類か用意して、お料理によって使い分ける楽しさ!100ml単位で販売してくださる 職人醤油さん おすすめです。

 

 

 次、娘のアトピーの話やお肌の話、そして、この半年間食べなかったもの自慢 させてください笑。まだまだ続きます。

 

 

由紀さん、小豆玄米はいったん卒業です

師匠による半年間のフードケアのプログラムが、先日、終了しました。
日々、食べたものの写真を送り、2週間に一度のオンラインコンサルで、2週間の振り返りと、体調や今後2週間の食べ方を相談する。半年という時間は、身体が変わってくには、非常に短い時間ではありますが、それでも、体調がよくなる→生活が変わる→人生が変わるを体感することができました。
「食事療法」みたいなことは、言葉や概念だけが一人歩きして、誤解をされている部分も多いのかもしれません。万人に合うメソッドというものはないし、これを食べたら安心!という魔法の食べ物もありません。
人によって体質が違うし、同じ人でも時期によって不調もあれば好調もある。師匠のコンサルは、徹底的に個人に合わせて、その人の体調や体質、そしてその変化の波を見極めた上でのコンサルになっていて、そこが、結果を出している最大の理由なのだと思いました。逆にいうと、自力でやることの難しさは、ここにあったのだなと今では思います。
たとえば初期、小豆玄米を食べ始めてすぐに、奇跡のような【どっさり現象】が起きて、驚喜しました。しかし、数週間後、また出なくなってしまったんです。それは、なんと、小豆玄米をやめることによって解決し、また【どっさり】が戻ってきたのです。
その後も、体調の波に合わせて、小豆を入れたり、または違うものを入れたり、何もいれなかったり、鍋を変えたり、アドバイスをもらいながら、調整してきました。
え?そんなことで?と思うことが、思いのほか、身体への影響が大きかったり、ということも体感しました。ただ最初はその「体感」というものが分かりませんでした。
たとえば、先ほどの玄米小豆の時、最初はお通じがすこぶる快調だったのに、だんだん鈍り出した時、こんなことがありました。
小豆玄米を食べ始めた頃は、美味しくて美味しくて、特に小豆が美味しくて、ご飯をよそう時に、自分の分だけは欲張って、小豆多めでよそっていたんですね。ところが、ある時から小豆少なめに、小豆をよけて、よそうようになっていたんです。本当に無意識で。実はその時が、ちょうど鈍り出した頃だったんです。つまり小豆を食べたいと思わなくなった、身体が小豆を必要としなくなった、小豆をやめていいタイミングだったんですね。ただ、自分でそのことに気づけませんでした。無意識に小豆を少なくよそっていたのも、ただの「飽き」みたいなことだと思い込んでいたので、自分でそのことを「拾い上げる」ことができなかったんです。
師匠からは、鈍る少し前くらいから「小豆美味しいですか?」と何度か聞かれていました。そしてもちろん「美味しいです」と答えていました。そして、その時はあまり気に留めていなかったのですが「ちょっと感じが変わってきたら教えてくださいね~」とも言われていたんです。しかし私は「感じが変わった」段階では気づかず、完全にお腹が鈍くなってから師匠にそれを伝えると、「由紀さん、小豆玄米はいったん卒業です!」となったのです。師匠はすべて織り込み済でした。

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頭で食べている につづく。