色を愛する

本質派コスメ カラフルオーガニック代表のつぶやき

同じだけど同じではない場所へ③

「もう怖くないかもしれない」

M嬢はそう言いました。
わたしも本当にそう思いました。この8ヶ月間、自分に向き合って、どれだけのことを考え悩み、そして楽しいことも、喜びも、大変なことも、経験し、乗り越えてきたか!

もう以前のM嬢ではない!

 

「あの場所に戻っても、今度はMはMでいられる。

 だから戻るけど、もう前と同じじゃない。」 


「バレエを辞めるという想像をする」という臨死体験(笑)によって、M嬢が生まれ変わった瞬間でした。

 

 

翌朝。
私はM嬢の気が変わっていないか心配でした(笑)
 
昨日は、バレエを辞めなければいけないというショック→辞めなくていいという喜び

から、少し気が大きくなっていたのかもしれないとも思ったりしました。

でもM嬢の気持ちは変わっていませんでした。

行くなら4月から。今のクラスでは行けないけど、クラス替えの後なら行ける。

(クラス替えに際しては、先生にいくつかお願いしようと思っていることがあります)

4月までに、勉強で遅れている分を取り戻して、でも、学校の授業はわかりにくいから、塾の個別で先取りもしてもらって、それで学校に戻りたい。またお友達とも遊びたい。そんなことを昼間ブツブツいいながら過ごしていました。



16時頃。南西向きの我が家のリビングには、冬の柔らかい西日が部屋の奥の方まで差し込んできてキラキラします。そろそろ学校の先生も手が空いたころだと思われる時間。面談をしてくださった先生に、やっぱり学校をあきらめます、ということを電話で伝えなければいけませんでした。

 

やっぱりバレエをお休みすることはできないという本人の強い気持ちがあって、学校を諦めます、そう先生に伝えました。

「そうですか・・・それはこちらも本当に残念です。たとえば、お休みの期間を1学期だけにして、そのあと週1回で続ける、というのでもダメでしょうか?」
先生はそう言ってくださいました。

でもどんな短期間でもお休みはできないし、週1回というのも受け入れられない。

「先生、本当にいろいろ考えてくださって、ありがとうございました。」

最後に、「わかりました。Mさんに、いい学校が見つかって、幸せに過ごすことができますよう祈ってますね」と言われて、心がギュッとなりました。

 

 

電話を切ったあと、しばらく涙が止まらなくなってしまいました。先生の人間に対する温かい気持ちが伝わってきて、「ああ、やっぱり素晴らしい学校だったな」と思いました。この温かい学校に迷いなく飛び込んでいけたら、どんなによかっただろう。今からでも飛び込んでいきたい。

 M嬢が学校に行けなくなって、理想の教育というものを求めて、この学校を見つけて、感動して、ああ、M嬢がここに通えたらいいな、という希望の光でした。この学校の理想の教育に、恋をしていたのかもしれません。この学校の存在は、数ヶ月間、私を支えてくれました。

 でも「型のある芸術」であるクラシックバレエとピアノの道を進むM嬢と、この学校の文化体系は、特に学びのプロセスでは、どうしても共存することができない。本当にどうしようもない。それが分かってしまった以上、今はこれでお別れなのです。

 

涙は止まりませんでしたが、

M嬢のバレエの時間になって、送迎のため一緒に家を出てバレエに向かいました。

 

 

そして今朝も、M嬢の気持ちは変わっていませんでした。よかった(笑)

今日はちょうどM小の先生と私の定期面談の日。

「先生に、Mが学校に行こうかなぁと思っているってこと、話していい?」

「いいよ。」

「先生に言ったからって、絶対行かなきゃいけないってワケじゃないからね?

 またツラくなったらやっぱやめたっていうのも全然okなんだからね?」

「大丈夫大丈夫、あたしは暇つぶしに行くだけだから」
 
頼もしい(笑)

いい具合に肩の力が抜けているようで、ホッとしました。

 

4月まであと2ヶ月と少しあるので、その間に何があるかは今はわかりませんし、本当に戻ることができるのかも、まだわかりませんが、バレエを辞める人生を想像するという臨死体験があって、憧れの学校とのお別れがあって、何かが変わったM嬢なので、きっと力強く進んでくれることだろうと確信しています。
 
 
最後に、実は9月頃、今回受けた学校と、もうひとつ、第二希望はカトリック系の女子校を考えていて、それを鹿児島の母に話したところ、いつも見てもらっている「神様のところ」に行ってみてもらったようのですが、その2つの学校どちらでもなく、「今いるところが一番いい」という結果が出て、それを聞いたわたしとM嬢は「それはない!(笑)」と思っていたのです。時が経って、それを思い出し、ちょっとゾクゾクしています。そのときには「あり得ない!」と思われることでも、時が解決することもあるんですね。

 そんなこともありましたし、面談の受けたその夜は、愛鳥のボンちゃんとヒロちゃんの部屋が35℃になってしまい、二人の羽根が全部なくなって、鶏肉のような姿になってしまって、病院に行かなきゃ!と焦っていたら、伸びをしたボンちゃんの身体に格納されていた羽根が出てきて、またフワフワに戻った、という変な夢を見たりしました。

これは一度丸裸になってヒリヒリして、生まれ変わりのような、再生のような、そういうことを体感する夢でした。不思議なことが起こるものです。

 

長いシリーズを読んでくださって、ありがとうございました。