長くなりますが、
見過ごすことができない事象ですので、
書いておきたいと思います。
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マグネシウムだけで洗濯できる
【洗濯マグちゃん】について、
消費者庁が「根拠が無い」と指摘し、
メディアが一斉に報道する。
ということが先日ありました。
「洗たくマグちゃん」根拠なし 消費者庁が再発防止命令
日本経済新聞 2021年4月29日 18:43
我が家は2年ほど前から【洗濯マグちゃん】使っています。
なぜマグネシウムで洗濯ができるのか、
理論上わかっているし、
実際に汚れやニオイが落ちていることを体感しているし、
マグちゃんを使わない、
【ただの水洗い】との比較実験もしたこともある。
ですので、自分の判断で、今後も使うと思います。
このマグちゃんの報道は、私にとって、
昨年のこの事件を彷彿とさせるものでした。
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昨年2020年。
facebookでも投稿したと記憶していますが、
多くの研究者や消費者から反対意見が提出されたにも関わらず、
日本政府は【石けん】を
「人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質」
に指定してしまいました。
その上で、経産省は、
オススメの界面活性剤 なるものを紹介していたりします。
「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します」
環境に負荷の少ない石鹸商品を研究・販売している
【シャボン玉石けん】さんは、
次回見直しで取り下げを目指しているとHPに記載しています。
石けんを「有害物質」指定?
政府提案に研究者・消費者が猛反対、洗剤業界 の思惑か
2020.05.05 オルター通信1643号
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この流れ、さらに、さかのぼっていくと、
洗剤のいらない洗濯機の話があります。
(さとうみつろうさん20201.4.29facebook投稿より)
2001年8月、三洋電機が「洗剤の要らない洗濯機」を発売。
環境を汚染しないその洗濯機はバカ売れ。
買った人たちは本当に洗剤ナシで洗えることに感動。
すると、花王、P&G、ライオンなど洗剤メーカーの組合である、日本石鹸洗剤工業組合(石洗工)がその洗濯機で実験を行ない、
「汚れが落ちていない!」とメディアなどを使い大々的に批判。
三洋電機と「落ちている」「落ちていない」の論争に発展。
なぜか国民生活センターが介入し「石鹸が無いと汚れは落ちない」と判定されて、論争に終止符。
三洋電機はその後、会社ごと消えて行った。
不思議なのは、
その洗濯機の初代モデルはめちゃくちゃ汚れ落ちしたのに、
次年度以降徐々になぜか「落ちない機種」に改悪され、最後の機種は「洗剤ゼロコース」ではまったく汚れが落ちないように変更され、
その機種を最後に会社ごと消滅。
(価格ドットコムにその歴代の推移レビューが残ってます)
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これらの事象は、
ひとつひとつがそれぞれ偶然に起きているものなのでしょうか。
選択は個人の自由です。
ただ、こういった一連の流れが向かっている方向、
意図されている方向、
意図している団体が存在するということ、
それらの「事実」にまずは気づき、向き合うこと。それが、
日本人として持つべき知恵であり知性であると感じています。
そのうえで、自分はどうしたいのか、
個人が自分の判断に基づき、
責任ある選択すればよいと、私は思っています。