タピオカブーム。
わたし自身もタピオカは嫌いではないし、美味しいタピオカドリンクなら飲みたい!という立場です。はい、美味しいものなら。8月には、自家製タピオカ(粉から作るタピオカ)にも挑戦したほどです。
タピオカは、「キャッサバ」という芋の、デンプン質を抽出して水を加え、練って加熱したものです。タピオカ自体は、無味で甘味はありません。タピオカが甘いのは、シロップにつけているからなんですね。実はわたしは、このシロップのことがずっと気になっていました。タピオカドリンクを、自分で作ってみましたけどね、やっぱりあそこまで甘くなるには、色々あるんですよね。
スバリ、お砂糖を使っているか、あるいは、ブドウ糖果糖液糖(遺伝子組み換えコーン由来の甘味料)を使っているか、を知りたいと思っていました。
ちなみに昨今のお菓子というお菓子は、砂糖ではなく、ブドウ糖果糖液糖を使っています。砂糖と比較にならないほど安価なことに加え、甘さが強烈なので、微量でもすぐに甘くなるからです。昔ながらのお菓子で、今もその伝統製法を守り続けているメーカーのみが、砂糖を使っていますが、そういったメーカーはもうほんのわずかです。
そんな状況ですので、あまり期待はしていなかったのですが、問合せをした、大手二社の回答を公開したいと思います。
貢茶(ゴンチャ)
お問い合わせ頂きましたブドウ糖果糖液糖、またはコーンシロップ、米国産トウモロコシ由来の甘味料の使用につきまして、一部の原材料に果糖ブドウ糖液糖の使用はございます。起源原材料であるコーンの原産国がアメリカかは大変申し訳御座いませんがわかりかねます。尚、果糖ブドウ糖液など、ミルクティーをはじめ大半のドリンクに糖類を使用しており、使用のないドリンクは、・オリジナルティー:甘さゼロ になります。
春水堂
メールを送るも回答なし。2週間後再度送るも回答なし。さら2週間後、本社に電話して問い合わせたところ、「確認します」と少し待たされた後、「その件に関しては公開しておりません」との回答。
貢茶さんは、正直にお答えくださったのですが、ブドウ糖果糖液糖が、遺伝子組み換え原料の加工品であるということはたぶんご存知なく、さらに、このブドウ糖果糖液糖シロップ以外に、ドリンクに甘味をつける原料はない、という認識でおられるようです。
春水堂さんは、お茶も美味しく、お気に入りのお店だったので、この対応は非常に残念でした。HPにも「オリジナルで煮詰めてシロップを作っている」という記載があったし、実際に飲んだ時も、変な甘さは感じなかったので、「もしかしたら砂糖使用かも?!」と期待していたのですが、それは今回は不明のまま。残念でした。
遺伝子組み換え原料は、人体への様々な悪影響が明らかになりつつあり、EUやロシアでは輸入が禁止されていますが、日本国内では非常に多く出回っているのが現状です。今回、問合せをしなかった他のタピオカドリンクのお店の多くも、安価なブドウ糖果糖液糖使用なのだろうと推測します。
ただ、ひとつ強調したいのは、問題は、タピオカではなく、あくまでも、ブドウ糖果糖液糖だということです。シロップをお砂糖原料で作るのならば、タピオカドリンクは、そこまで不健康なドリンクではないと私は思うのです。もちろん、牛乳の品質、茶葉の品質は大切ですけれど。
でもまあ、こんなこと考えながら、タピオカドリンク店に行列するJKなんて、いないのでしょうね(笑)
私の結論。
遺伝子組み換え原料を避けるならば、手作りタピオカドリンクが安全!