新元号【令和】が発表されたことと、平成の最後ということもあり、今年はじめて皇居の桜を見に行きました。これから5月にかけて、時代の移り変わりを体験するにあたり、娘に、皇居という場所、皇居という場所の空気感、みたいなものを感じておいてもらいたい、というのもありました。
日本人にとって、「天皇」という存在ってどういうものなのかなぁということ。お恥ずかしながら、この歳になるまで深く考えたことはありませんでした。
日本において、「天皇」という存在、「天皇制」という制度は、西暦の元年(キリスト生誕の翌年)よりも600年以上前からすでに存在していたともいわれていて、20世紀の二度の大戦、米国の占領を経てもなお、脈々と続いているもの。TV報道などの「作られたイメージ」ではなく、自分の目で見て感じておきたいな、と思うようになったのは、不惑の40歳を過ぎ、「人生の季節」が「秋」に入ったからなのでしょうか。日本人とはいったい何者で、わたしとはいったい何者なのだろう。そんなことを思うのです。
つらつらと書きましたが、今回はただただ美しい「皇居のお花見」です。
4月3日。寒いけど雲ひとつない空とお濠。
桜の季節、3月30日~4月7日まで、乾通りと皇居東御苑が一般公開されています。
順路にしたがって、坂下門より皇居内に入ります。
当たり前ですが、戦争で焼けていない皇居の中には、歴史ある建物が残っており、
木々の樹齢も高く、また見事な枝ぶりの木々が多くありました。
見事な枝垂桜でした。
皇居を出て、お濠の周りを歩き東京駅に向かう途中も、素敵な景色に出会いました。
娘が小さい頃は、地元の近場でお花見を楽しんでいましたが、桜の名所といわれるところの桜はやっぱり見事ですね。来年以降も、名所を巡っていきたい思いました。