色を愛する

本質派コスメ カラフルオーガニック代表のつぶやき

ステロイドとの決別とその後

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我が家のセキセイさん撮影をしていたところ、夫氏の少しカサカサの首が写ってしまったので、この機会に書こうと思います。

 

娘が2歳~3歳の頃、それは、
夫がずっと塗っていたストロングのステロイドがいよいよ効かなくなり、免疫抑制剤を処方され始めた頃でした。あれは、お薬をたくさん出してくれる皮膚科を離れ、ステロイドを使わない皮膚科に行ってみた初診の日でした。
医師に「死ぬぞ!」と一喝され、一瞬で脱ステロイドを決意した夫。

わたしが何度言っても聞く耳もたなかったのに


いま、ステロイドをやめて7年目です。
使ってきた年月と同じくらい。
治るためには、薬を使ってきた期間の3倍はかかる、なんて言われたりもしますが、
本当によくなってきました。

 


同じ頃、娘もアトピーが酷くなっていましたが、その頃一番酷かったのが手のアトピーでした。

最近の娘をご存知の皆様は驚かれるかもしれませんが、
娘(当時3歳)は、実はこの医師に
「このコは手を使う仕事はできないから勉強させなさい」と言われました。
実際、痛みで食事や着替えも自力でできなくなるほど炎症していた時期もありました。

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(2012年3月 3歳)

娘にピアノさせようとか、全く考えていなかったので(アトピーを治すことに必死過ぎて、それ以外のこと、教育的なことを考える精神的余裕が全くなかった)、今思えばそれがよかったのですが、もしピアノや楽器をさせよう、なんて期待に胸を膨らませていたら、どんなにかショックだっただろうと震えますけどね。

 

娘には、「保湿もやめなさい」と言われました。オーガニックであっても、どんなものでも保湿クリームなんか今すぐやめなさい、と言われました。

「ほとんどはあれでかぶれるんだ!」と。

そして「アンタもだよ!顔の化粧品、あれは悪さするからね!」

と付き添いで来ていた私にも火の粉が💦
わたしはその後、独自の化粧品開発をしていくのですけどね(笑)

 

ヨーロッパから取り寄せていたオーガニック保湿クリームもやめて、
娘はその言葉通り、薬も保湿も一切なしで、4年でここまで綺麗に。

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2016年3月(7歳)

 

そしていま(10歳)、めっちゃピアノ弾いてますよ。防音室まで作ってね。

人生わからないものです。

 

 

夫氏は、初診の後も、何度かこの医師の元に通っていました。

出してくれるのは、お守り代わりのビタミン剤と希望すれば抗ヒスタミン系だけ。

それでも何をしに行くかというと、「渇を入れてもらいに」行っていました。

たまには食事のアドバイスなんかもくれたらしいです。

「うまいもん食べるな、粗食でいいから」と。
何度も波はありましたが、確実に快方に向かっていました。

2年ほど経ったある時、「アナタはもうかなりいい状態になってきたら、そんなに足繁く通ってこなくていいから」と言われてしまったのです(笑)

 

衝撃でした。

世の皮膚科といえば、お薬お薬で、患者を治すどころかリピーターにして、どんどん通院してくれるお客様を増やしているといういうのに、この医師ときたら・・・

通院を断る医師がいるなんて(爆)!!!

 

お金にならない脅し診察は効き目抜群だし、いらん薬をわんさか出してくる病院とは違って、お薬もほとんど出ないしで、本当にこの病院の儲けはどうなってるの?
と心配になるような、ボロボロの皮膚科です。でも、脅しの中にもユーモア溢れる、素晴らしい医師だと思います。

 

ステロイドというものが、どういう成分の薬なのか、調べに調べました。ステロイドに関して色々な考えがあることは、もうたくさん体験してきました。使う使わないで身内と揉めたりもしました。それらも踏まえて。夫も娘も、ステロイドでは治りませんでした。そのとき、一瞬綺麗になったことはもちろんありますが、塗るのをやめれば、すぐにもっと酷くなるのです。一瞬綺麗になる、一瞬痒みが治まる、これはやっぱり治癒ではないんですよね。見せかけの治癒にすがる気持ちもよくわかります。一度綺麗にして、そこから徐々に頻度と量を減らす、などの指導を医師から受けたこともあります。祈るような気持ちで試していました。でも、そんな机上のセオリー通りにならないのがアトピーなのだと思います。一度や二度塗っただけで治れば、それはいいと思います。でも長期で使うようなものではない、わたしはそう思っています。

 

辛い経験ではありましたが、この経験がわたしにもたらしたものは本当に大きかったです。化粧品について考え始めたのも、この体験からです。18歳からコスメジプシーしてきたわたしの薄っぺらい常識は、30歳を過ぎてすべてひっくり返りました。これらがすべて今のカラフルオーガニックの商品開発のための肥やしとなっているのですから、やっぱりこの経験も、折に触れてまた詳しく書いていこうと思います。