疲れが溜まっているなぁ・・・そんな時に、自分でできるケアとして取り入れているのが、「クレイの内臓パック」です。
「内臓」というと、なんだかちょっと物々しいですが、要領はクレイのフェイスパックと同じ。胃や腸、腎臓や肝臓のあたりに、作ったクレイペーストを乗せて、30分~40分置いておくというものです。これがけっこうパワフルでして。
特に、疲れがとれない、溜まっている、という時には、「デトックス臓器」と言われる腎臓と肝臓を元気にすることがおすすめです。腎臓や肝臓は、老廃物を濾過して排出する臓器。ここが疲れていると、不要物や老廃物の排出がうまくいかず、身体がますますダル重くなることになります。内臓の働きを活性化してくれるとともに、毒素やガスの吸収作用もあるので、即効性を感じることもできます。
使うクレイは、イエローイライト。
まずはペーストを作ります。
こちらも参考までに。クレイペーストの作り方
※写真はホワイトカオリンですが、内臓パックにはイエローイライトをお使いください。
次に、このペーストを湯せんにかけて、体温程度に温めます。湯せんをしないで肌に乗せると、かなり冷たいので、内臓の活性化という目的の内臓パックは、あたためて使うのがおすすめです。チョコレートを溶かすのと同じ要領で、直接火にかけずに、熱めのお湯の中に、クレイペーストに入ったガラスボウルを入れて、少し待ちます。
ペーストがあたたまったら、ガーゼの上にペーストを乗せます。
ガーゼを使う理由は、自分で内臓の上にクレイを塗り広げるのは難しいので、ガーゼの上にペーストを作り、手の平で持って、ペタッ!と患部に乗せたいからです(クレイが肌側になるように乗せます)。
ペーストの厚みは、5mm~1cm弱、しっかり厚みを出してくださいね。ここで薄くしてしまうと、クレイが作用を始める前に乾燥してしまう(乾燥してしまうと吸収の作用が働かなくなります)からです。大きさは、大雑把ですが、手の大きさ+αくらいです。
(あまりに大きいと、手の平に乗せることができないので)
腎臓は背中側のウエストのあたり、背骨を挟んで左右にあります。ですので、この写真のようなペーストを2個作って、左右に乗せるといいですね。肝臓パックであれば、右の胸の下あたりが肝臓の位置です。
胃腸の働きが低下していたり、便秘の場合は、胃パック、腸パックもおすすめです。
便秘のケアのための腸パックは、グリーンイライトがおすすめです。腸の働きを活性化してくれるとともに、毒素やガスの吸収力が一番高いグリーンイライトのパックは、便秘さんにはすごくいいです。
薬や、色々なものが効きやすい、影響を受けやすい、敏感体質の方は、作用のマイルドなホワイトカオリンを、1:1ほどでブレンドしてお使いください。
放置時間は30分~40分ほど。バスタオルなどをかけておくといいでしょう。気持ちよくて眠ってしまうかもしれません。
時間がきたら、また手の平にクレイをパタンと乗せまして、肌についたクレイを拭き取って終了です。体調によっては、クレイが綺麗に剥がれない場合もあるので、その時は、おしぼりなどで優しく拭き取ってください。使用済のクレイパックは、毒素いっぱいですので、再利用せずに、新聞紙などに包むかビニール袋などに入れて捨ててくださいね。
内臓パックは、クレイ200~250gほど使うので、70gサイズよりも1キロサイズがおすすめです。
年齢を重ねると、知らないうちにお疲れ状態にあるのが腎臓や肝臓です。定期的に内臓パックをしてあげると、日々の元気を底上げできるかもしれませんね。またイエローイライトは、筋肉に働きかける作用も強いので、筋肉疲労や、背中や肩のこわばり、腰まわりの張りを緩めてくれる効果も期待できます。美容では、表情筋に作用し、リフトアップに。ぜひお試しくださいね。