カラフルオーガニック

カラフルオーガニック代表のブログ

画材コスメ~コスメの原型であり最終形~

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先月、真珠のアイカラー を発売しました。全12色、2,300円(税込)。

 

使用原料は、マイカ(雲母)を主成分とし、酸化鉄などでコーティングすることでいろいろな色を表現しているミネラル原料で、オーガニックコスメには欠かせない色材。

さらに、ここに愛媛県産の真珠の粉を配合し、発色をより明るく綺麗にしています。

 

このアイカラーの特徴は、なんといっても「パウダー状」だということ。一般的に販売されている口紅も固形のアイカラーもチークも、オーガニックコスメの場合、このパウダーがベースになっています。一般的にはアイカラーは市場に出回っているものは、固形のものがほとんどなのですが、固形にするということは、すなわち成形や崩れにくさに気を遣う必要が出てきます。ですので、固形にするためのオイルやワックスに加え、オイルの防腐剤、ダマになりにくくするための成分など、使用する原料がどんどん増えていくことになり、全成分表示は長~くなり、「シンプル」からは遠ざかることになります。

 

 ですので、「粉」は、最もシンプルな形、コスメの原型であり最終形である、ということが言えるのです。ここに辿り着きたかった人、いるのではないでしょうか?
固形になる前の原料ですよ?萌えませんか?

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この「究極の形」であるパウダーを、自在に操ってメイクを楽しんで欲しいな、と開発したのが、この商品です。
 単色で使ってもいいですし、アイカラー同士を何色か混ぜてオリジナルカラーを生み出すのは、本当に楽しい作業です。お店で「自分に合う色を探す」のではなく、「自分に合う色を作る」ことができるのです。また、このパウダーを「色材」として考えていただいて、お手持ちの口紅に混ぜたり、チークに混ぜたり、といった使い方も、ぜひやってみていただきたいです。とにかく、パウダーは「混ぜる」という点において、最高かつ最適な形状なのです。


 実際、プロのメイクさんは、口紅を一度溶かして数色混ぜたり、アイカラーをあえて割って粉にして数色混ぜて、また固形に戻している方もいらっしゃいますよね。やはりここが最終形なのです。

 この真珠のアイカラーも、さっそくファッションコンサルタントさんからのご発注をいただいております(魅力スケールアップコンサルタント わかつきまこさん)。ぜひクライアントさんにぴったりの色、生み出していただけたらな、と思います。さらに筆とパレットもセットに・・・と考えていたのですが、現在のところパレットの良い素材が見つかってないので、この計画の実現は少し先になりそうです。

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フタをあけると、さらに中フタがあって、パウダーがこぼれない仕様になっています。

使うときは、手の平またはティッシュの上に振り出してお使いいただけます。

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外箱は、こだわりの金箔を使っています。もともとのロゴから着想を得て、宝石をイメージしたデザインです(デザイン 株式会社アールスケッチ)。

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色名は、天面に記載しています。この眺めもなかなかです。

印刷会社さんは、本当に丁寧な作業をしてくださるところが見つかって、このパッケージが実現しました。印刷会社さん、アールスケッチさん、ありがとうございます。

 

 このアイカラーのもうひとつの特徴は、

真珠粉(キラキラするパールパウダーではありません、本物の真珠を削った粉です)が、配合されている点です。

真珠粉は、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、中国では古来より美容成分、そして漢方成分として大変貴重で有名なものです。次の記事では真珠粉のお話をしたいと思います。

 

 

 

森の楽しみ方

 〇〇に行かなきゃ!〇〇をしなきゃ!と思ってしまうと全く心が安まらないので、休みの日に何をして過ごすかは、当日の朝まで決めずに、起きたその日の気分で決める。それが最高の休日の過ごし方になります。わたしの場合。

GWのこの日は、当日の朝決めて、七沢の森に行きました(七沢森林公園)。

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アスレチックもBBQ場もありましたが、我が家には不要。何もなくて、森だけがある。そういう場所を見つけました。案の定、人がほとんどいない(笑)

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そこで、持ってきたお弁当を食べて、娘はお絵かきをしていました。

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わたしは、何もしない。鳥の声と、サワサワを木々を揺らす風の音。

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日陰でも日向でもない、チラチラと日が差す木漏れ日の中で、レジャーシートに寝転がって、木々の葉を眺めますと、背中に感じる、ひんやりとした土の感触。日々カラダに溜まった電気も抜けたのではないでしょうか。

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公園によくある、芝生であったりお花が植わっていたり、というのではなく、七沢森林公園は、もともとの里山を公園として整備してある、というだけなので、ほとんどが雑木林、もともと自生していた植物に囲まれていて、それがなぜだかとてもホッとする空間です。9月の娘のバレエ公演まで、今後の週末はすべてお稽古が入っているので、今のうちに、森をいっぱい呼吸しておこう。

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見事なカエデの木が数本ありましてね。緑のカエデも美しかったのですが、これは紅葉の季節にまた絶対来なければ!と思ったのでした。

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実は、わたしたちが2時間を過ごしたこの場所は、まだほんの入り口で、散歩道の急勾配の階段を上っていくと、上の方には見晴らしポイントや野外ステージがあるようでした。こういった公園では、がんばって散歩道をコンプリートしようとか、そういう考えは私はなくて(日本人は真面目だから、そういうものが用意されるとすぐにコンプリートしなくては、と思ってしまう。)いつも入り口だけで満足してしまうのですが、それも悪くない。そう思います。
 

本日の本質探求人のこだわりポイントは「(人工的手入れが最小限の里山の公園」・「用意されたアクティビティも何もしない」・「散歩道に行かない」でした(笑)

 

 

お肌やカラダが蝕まれても地球が汚れても、自分がその時だけ美しくなればいい日本人

上野の森バレエホリディでの3日間の出店が無事終わりました。
遊びに来てくださった皆様、心を向けてくださった皆様、どうもありがとうございました!

 

ブランドのオフィシャルブログっぽい、優等生的なことを書こうとすると途端に筆が止まってしまうので、本当に心が動いたことのみ、書いていこうと思っています。

よろしければお付合いくださいませ。

 

今回のバレエマルシェには、たくさんのバレエ関連ショップが出店していたのですが、

その中でとっても気になったお店(商品)を紹介したいと思います。

 

感動した商品1

京都の衣装屋さん 

バレエ衣装&バレエグッズの専門店-シェネクチュール-さんのムシ用の糸。

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いろい試した結果、一番丈夫でイイ!という衣装屋さんのお墨付きの糸。

シューズの縫いつけなんかにも使えるそうです。

 

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実は3種ありましてね。
糸をこんな風にして売るなんてね。もうこれは絶対に、色好きな人のアイデア!色好きな人にしか作れない!そんな素晴らしい商品だと思うのであります。

実際、お話したお店屋さん、ご自身を「色フェチ」だとおっしゃっていました。

このセット3種類買い占めたかったのですが、悩みに悩んで、真ん中の「一番よく使う色」のセットを買いました。全部買えばよかった!バカバカ!わたしのバカ!

という気分で今、シェネさんのHPを眺めています。1個ずつも買えますよ。
 


バレエってやっぱり、究極の「美」を体現するものですから、バレエにまつわるもの、身の回りのものも、糸ひとつとっても、美しいもの、可愛いもの、気分がアガるもので、揃えたいなぁと思うのですよね。

だからこそね、企業のおじさんたちが利益最優先の価値観で作ったメンズジェルなんて使ってないで、心も体も髪の毛も美しくなれる、バレリーナジェルをね、ぜひ使っていただきたいのですよ。

 

 
天然のものを使っているので、石油由来の合成成分のものよりはコストはかかります。

今の時代は、何であっても「石油由来の」のものが商品価格の基準になっている、ということなんです。木製よりも布製よりもプラ、紙よりもビニール。安いですよね。ただ、肌につける化粧品も、その価値観でいいんでしょうか、というところなんですよね。

 

正直言って、そのことに疑問を持っていない人々って、地球上でもはや日本人くらいなのでは?いやそれは言い過ぎだとしても、少なくともバレエの本拠地ヨーロッパやロシアでは、人々の意識が違います。

お肌やカラダが蝕まれても、地球が汚れても、自分がその時だけ美しくなればいい!

辛口ですけど、究極的には一般的な化粧品ってこういうことですよ。 化粧品選びは、もはや生き方なのです。

 

 

中身をもっとカラダに優しいものにすること、パッケージをもっと美しいものにすること、その事にかかるコストは、カラフルオーガニックは全然惜しくないのです。

今のところ、これ以上ない!というレベルの商品になっていますけれどね。

 

 

感動した商品2
Manonさんのニットカチューシャ

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昨年のバレエマルシェでお隣同士だったManonさん、M嬢のレッグウォーマーを作っていただいたのですが、今年はと~ってもかわいいニットカチューシャが新作として販売されていました。初日に見つけて買い占めたくなったのですが、出店者の立場でそれはまずいだろうと、どうにか思いとどまり1個だけ購入。翌日、娘と姪っ子たちが無事に購入しました。

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3人従姉妹、カワユ(笑)

 

 

金箔のショップカード、できました。

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金箔屋さんにお願いして作ってもらいました。

 

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本当に丁寧なお仕事をしてくださっています。

紙もイイ!

 

 

印刷会社は何社も回り相談しましたけども、金箔の技術ってかなり特殊なんですね。細かいデザインになると、どんなにお金を積んだとしても(積んでないけど)、なかなかできるものではない、ということがわかりました。

 

この金箔、私なんかカラフルオーガニックやめて金箔職人になってもいい!と思えるくらい、惚れ込んでいます。そこまで惚れ込める、カッコイイお仕事をしてくださるお取引先がまた一社増えていくのが、なんだかとても嬉しいです。

 

 

カラフルオーガニックのショップカードは、実はこれが2代目。昨年も一度作ったのですが、やはり1年経つと変化があるものです、自分も、カラフルオーガニックも。

 

今回、このタイミングでショップカードを作ったのは、

とあるイベントへの出店に向けて、なのですが、そのイベントについては次の記事でお知らせしますね。

 

自己紹介④【まだメンズジェル使ってるの?】

人見知りちゃんで繊細ちゃんでアトピーちゃんの娘がバレエと出会った幼稚園時代。

 

そして小学生になり、すっかりバレエに熱中していた娘は、もう少し本格的にやってみようということで、1年生の夏、別のお教室に移籍することにしました。

 

 移籍したお教室では、毎回のレッスンは基本的にお団子(シニヨン)スタイルでした。前のお教室では、シニヨンにするのは発表会やリハーサルの年に数回だけだったのですが、新しいお教室ではこれが週2回。週2回ギャッ〇ビーを使うことになりました。これがとても気になりました。こんな柔らかくて細くてきれいな髪に、イヤだなぁ・・・メンズ用のハードジェルを使えば、シャンプーもそれなりのものを使わなければ落とすこともできません。
 そこで、なんとか髪や頭皮に優しい原料でジェルを作ることができないかということで実験を始め、試作を作り、製造会社の社長さんもさらに改良を加えてくれて、数ヶ月後、商品として発売できることになったのです。

 

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レッスンはもちろん、発表会などの本番でもしっかりホールドしてくれて、1日持ちます。コツは髪の毛を充分に湿らせることです。説明書とコーム付で販売しています。ライム果実エキス配合でとっても爽やかな香りです。

 

そのほか、シニヨンを作る時に、髪を湿らせるためのスプレー、バレリーナウォーター。これも天然100%。なんと長野県産無農薬マスカット抽出液100%です。香りが本当にフレッシュ!なくなったら水道水を入れて使っていただける可愛いボトルです。

 

https://colorfulorganic.stores.jp/items/5770b73e00d331f6ab00d350

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そして、メイク落としのオイル。これはライスオイル(米油)100%。

心配した幼稚園時代の発表会メイク、アトピーの娘でも全く問題ありませんでした。

半日だけだしね。ただ問題だったのはメイク落としでした。メイク落としで赤いプツプツが出来てしまったのです。市販のシートタイプを使ったのですが、やはり当然といえば当然。大人でもピリピリしますからね。チャコット社のファンデーションであれば、天然成分100%のオイルで充分に落とすことができますよ(実験済)。市販の成分の強いものを使う必要はありません。ファンデーションというのは油分が主成分で出来ています。油分は油分によって落とすことができるのです。

 

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というわけで、娘のバレエ周りのアイテムを、すべてオーガニックにして、「バレリーナシリーズ」が完成しました。

 

バレエを学ぶ小さなバレリーナたちに、そしてお肌の敏感な大人バレリーナの方に、ぜひ使っていただきたいなと思っています。なんといってもバレエは美を体現するもの。身体の中から美しく、成長ざかりのお子様には特に、身体にもお肌にもよいものを、そして地球にもよいものを使ってあげたいですね。

もちろんバレエだけでなく、チア、バトン、フィギュア、新体操キッズにもおすすめ。フィギュアの女の子も、スピンしても崩れなかった!と好評をいただいています。

 

バレリーナシリーズのラベルは、大好きな絵描きさん奥山千佳さんバレリーナをイメージして描いていただきました。

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自己紹介④と言いつつ、後半はバレリーナシリーズの紹介となってしまいました。

バレリーナシリーズの商品開発は、娘のバレエの歩みとは切り離せない関係であるため、仕方ないのですけどね。自己紹介は、これにていったん終了しますね。

 

 

 

自己紹介③【繊細ちゃんとバレエ】

自己紹介②【売っているものの中から選ばなくてもいい!】

からの続きです。

 

2015年5月、口紅(全5色)生命の樹と真珠の口紅を発売し、その後も、少しずつアイテム数を増やしていきました。

 

「化粧品を自分で作る」というところに辿り着いたのは、

娘のアトピーが大きなきっかけとなったわけですが、その後の商品開発に、今度は娘の「バレエ」が大きな影響を与えます。

 

娘のことを少し書きますと、生まれた時から全身アトピーで、夜泣きがすごくて、食べなくて、敏感で繊細で、寝なくて、痒くて、寝なくて、痒くて・・・よく生きてたな、二人とも。という感じの壮絶な赤ちゃん時代でした。その後も順調に人見知りちゃん、繊細ちゃんに育ち、たとえば、お友達が来ても、その人が帰るまで3時間でも4時間でも泣き続ける。育児本も、ベテランお母さんのアドバイスも、なにひとつ当てはまらない、開き直った私は、今思えば超オリジナルなの子育て法を編み出していたと思います。それはまた別の機会に書きたいと思います。


 その娘が幼稚園に入園して1ヶ月、放課後に週1回バレエのレッスンがあると知り、(幼稚園に居場所がない娘、何かひとつ楽しめて自信が持てるものを・・と思っていました)youtubeのバレエ動画を見せながら「どう?やってみたい?」と聞いたら、「やりたい!」と目を輝かせて即答だったので、さっそく入会したのです。

 

 人見知りで繊細ちゃんで、幼稚園のクラスではいつも端っこにいて、毎日誰とも口をきいていないという娘が、知らない先生と知らない上級生ばかりのバレエクラスにポンッとひとり飛び込みました。誇張でもなんでもなく、命がけだったと思います。

 初日は、「泣いてるかな、ボリボリ掻いてるかな、もう行かないって言うかな」と想像していましたが、お迎えに行くと「全然大丈夫でしたよ!お姉さんたちを見て、しっかりやってましたよ」と先生。ひっくり返りそうになりました。娘が、わたしの予想を裏切った人生で最初の瞬間でした。 

 

 その後すぐに週1回では物足りなくなり、もう1日は街のバレエスタジオに入会しました。バレエが大好きになって、風邪気味で幼稚園は休んでも、バレエだけは休みたくないと行っていました。幼稚園をズル休みして家でパリオペラ座のDVDを観ている日もありました(笑)ズル休みとは言っても、実のところ、人見知り人間ががんばって毎日幼稚園に通っているわけで、たまに自主的にお休みをして心のバランスを取る時間が必要だったのです。

 そんなこんなで、幼稚園の間に6回の発表会を経験。あの人見知りちゃんの繊細ちゃんが、人前で踊ることになるとはね・・・そしてあのアトピーちゃんが、こんな凄いメイクするとはね・・・という驚きとともに成長を感じた幼稚園3年間でした。

 

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つづく

 

自己紹介②【売っているものの中から選ばなくてもいい!】

自己紹介①【もう無視できなくなった】

からの続きになります。

 

 

娘のアトピーは、成長とともにどんどん治っていきました。

 

そして、わたし自身はオーガニックコスメのジプシーをした後、コスメの手作りという世界に辿り着き、ミネラルを主成分とした安全性の高い色材を使い、自分のオリジナルカラーを作ることができる という世界に、「これだ!」と震えるほどの喜びを感じていました。

 

娘のアトピーをきっかけに、一時的にどっぷりと浸かってみたオーガニック的世界。

その世界は、わたしにとってはある種の物足りなさがあったのです。

 その物足りなさとは、「色がない!」「オシャレできない!」という想いでした。

 

 思えばわたしは、物心ついた時から「色」にこだわる人間でした。色が大好きだし、色味にもこだわっていたんです。

 

入園した幼稚園では、髪ゴムは黒紺茶と決まっていて、3歳になったばかりの私は、それに対してかなり憤り、物申していたそうです。
赤いコートが欲しい!と言っておばあちゃんが買ってくれた赤いコートを、

「この赤は違う」と言って返品させたり・・・(おばあちゃんごめんなさいっ)

小さい頃遊んでいた折り紙やフェルトの、「あの紫」「あのピンク」「あのエメラルドグリーン」今でも、手に取るように、その色味と質感、そしてそれらを眺めてるときの恍惚感を覚えているんです。

 

しかしいくら綺麗な色でも、一般的な化粧品に使われている「タール系色素」は、
毒性が高く、アレルギーの原因にもなるので私は使いたくない。でもなんとかカラフルにできないかな。そう思って模索していたときに出会ったのが、ミネラル系の色材だったのです。

 

コレクター気質のわたしは、ミネラルの色材、カラフルな20色以上を取り寄せ、思いのままに調合して、お肌への優しさと、オリジナルカラーを楽しむようになりました。

イカラー、口紅、ファンデーション、日焼け止め、美容オイルなど、自分が使いたいと思うものを研究し、自分の顔に塗るものは、アイブロウ・アイライン・マスカラ以外はすべて自作。

「商品として売っているものの中から選ばなくてはいけない」

 

長年そう思い込んでいたけれど、こうして、自分の好きな色を、無限に作り出すことができるんだ!

 

同時に、オイルや精油ブレンドも、売っているものの中から探すのではなくて、
自分のこだわりのメーカーさんから原料仕入れて、好きな分量で、好きな配合で、作ることができるんだ!どんな贅沢なものも作っていいんだ!あのブランドのあのアイテムよりも、もっと贅沢なものができる!すごいっ!

 その喜びを、感動を、周りの人と共有したくなりました。

 

ちょうど、近しい人たちから講座のリクエストをいただくようになり、手作り講座を開始するようになりました。

 

そして、講座を始めて2年ほど経った頃、「完成品を販売してほしい」というリクエストが増えてきたので、商品化へ踏み切ったのです。

 

とはいえ、商品化のためには、製造会社を見つけることが先決で、(わたしが自宅で作ったものを販売すると薬機法違反となってしまうのです)

その会社を見つけるまでに1年以上かかってしまったのですが。

 

さらに、講座で作っていたものに改良に改良を加えて、ようやく発売にこぎつけたたのが2015年5月。

最初は口紅5色「生命の樹と真珠の口紅」を発売し、ありがたいことに、初回生産分は1ヶ月で完売してしまいました。

 

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つづく